NH-1S の使い方は、従来のラインカーと全く違った使い方になります。
まず最初に NH-1S 最大の特徴である「粉入れの方法」を説明をしましょう。
1.まず最初にNH-1Sを静かに地面に寝かせます。
粉袋を背板部分に 静かに乗せ袋の先端のベロを引き破り
袋を開口します。
そのあと開口部を本体の中に差し込みます。
この時袋の開口部が本体の中に完全に入るようにして下さい。
開口部が本体から外れていると粉が外に漏れます。
2.次に本体を起こします。
次に取っ手部分を持って、静かにNH-1Sを引き起こします。
この時後輪部分がテコの支点になりますから簡単に引き起こせます。
勢い良く起こしますと粉袋が前に倒れることがありますので静かに
起こすようにして下さい。
3.袋(粉)は自然に本体の中に入って行きます。
静かに本体を引き起こしていくと、袋の重量で袋は自然に本体の
中にずり落ちていきます。
袋が下に落ちると同時に袋の開口部から粉が出てブラシ部分に粉が
装填されます。
袋は本体内部にある「袋落下防止棒」で止まりますから、ブラシ部分
に絡むようなことはありません。
粉は、開口部から出た後、開口部より上には上がってはきませんから
漏れ出すことはありませんし、使った分のみ自然にブラシ部分に装填
されて行きますので、袋に残った粉は常に元の袋の中にある状態を保
ちますから湿気を吸うことも少なくなります。
4.これで粉入れ完了です。
このように初めての方でも極めて簡単に、そして短時間に粉入れを終える
ことが出来ます。慣れれば1分も掛からずに20kgの粉を装填できます。
そして何よりも嬉しいのは、今までのラインカーのようにスコップや柄杓
の類の道具は全く必要としませんので「粉が舞い散る」ことがありません。
今までのラインカーでは、必ず倉庫内には「粉入れ容器・プール」の類が
あり、スコップや柄杓は必需品でしたが、NH-1Sでは全くこれらのものを
必要としません。(結果倉庫内が綺麗に片付き、スペースが広くなります)
粉を舞い散らさないで「粉入れ」ができるということは、当然健康面での
効果は計り知れないものがあります。週一回程度の使用の少年団やクラブ
ならともかく、毎日のように使う学校の先生などは、知らず知らずに狭い
石灰庫等で大量の粉を吸っています。これは大変危険な行為です。
そして自主的に子供たちにラインカーをさせている場合も同様に、粉入れの
際は子供たちが粉を無意識に吸っている可能性もあります。
5.袋は次の交換時までそのままで使用します。
使用の際は袋はそのままの状態で使って下さい。
このNH-1Sには粉を溜めておく容器部分はありません。袋を無理に引き抜いてしまいますと粉
はラインカーからこぼれ出てしまいます。
粉は線を引くことで徐々に袋からブラシ部分に自然に落ちて行きます。必要以上には粉は袋か
ら出ませんからあふれ出る心配はありません。
粉が無くなってきましたら(線が薄くなる)、その時点で袋を交換してください。
また万が一、線引きの途中で雨が降ってきた場合は、袋の上の部分(粉が無くなっている)を
潰して本体の蓋替わりにして急場をしのいで下さい。
6.一般的な粉入れ方法と比較して下さい。
この図のような粉の入れ方が皆さんご存知の一般的な粉入れです。この方法は何十年来変わること無く続けられてきた粉入れ方法です。
この方法は、時間も掛かりますし何よりも舞い散る粉を吸い込む危険があります。
そして倉庫内には容器やスコップの類なども収納するスペースも必要となります。
NH-1Sであれば、倉庫内に必要なのは粉袋とNH-1S本体だけ。倉庫内が広く使えますし綺麗に片付きます。 (図はネットより)
■NH-104PROも全く同様の粉入れが出来ます。ただ標準の20kgの袋でなく新発売アサヒ
フィールドラインカートリッジ10kgの使用になります。